Cocoon テーマの AMP 機能を停止する場合の設定

Cocoon テーマの AMP・PWA 機能の非推奨化
.htaccess による代替ページの設定
Cocoon テーマの AMP 機能のチェックボックスを外す
AMP キャッシュを削除する
Google Search Console の AMP ページが減少するのを確認
まとめ
今回のアイキャッチ画像

Cocoon テーマの AMP・PWA 機能の非推奨化

2024年5月7日現在の最新の Cocoon テーマのバージョンは、2024年5月6日に公開された Ver.2.7.3.5 です。5月7日に適用しました。LiteSpeed cache プラグインの影響でタブブロックと X (旧twitter) ボックスの表示が乱れているようです。後で直します。

【追記】AMP・PWA 機能は 2024年2月6日公開の Ver.2.7.0 で廃止されました。

WordPress の Cocoon テーマの Ver.2.6.1 の変更点として、AMP・PWA 機能の非推奨があります。

Cocoon 2.6.1公開。段落ブロックのスタイル追加。AMP・PWA機能の非推奨化

Cocoon 2.6.0からの変更点です。機能追加段落ブロックにボーダー・スタイル追加ブロックエディターのタイトル文字数カウント機能追加クラシックエディター「ボタン・囲みボタン」に黒色追加 CTAウィジェットの色に黒色追加大きな変

これらは昨今のウェブ情勢を鑑みたところAMP・PWAを設定するメリットよりデメリットの方が上回ると考えられるからです。
https://wp-cocoon.com/2-6-1/

作者の方の判断ですので尊重します。

とはいえ、これまで使用していた AMP 機能をそのまま停止すると、AMP ページへアクセスできず、ページが見つからない事によるアクセス数の低下が心配になります。

今回は、Cocoon テーマの AMP 機能を停止する場合に必要な設定について記載します。

以下のページを参考に作業しました。

AMP やめます！ KonoHaWING+WEXAL+Cocoon

【決断】AMP やめます！KonoHaWING+WEXAL+Cocoon で高速化した結果、AMP化しなくても影響が無いだろうという判断に至りました。AMPをやめるにあたっての対応方法とやめることを決断した理由などについて記事にしておきます

AMPをやめる方法と301リダイレクト WordPress

.htaccess による代替ページの設定

Cocoon の AMP 機能を停止すると、これまで AMP でアクセスされていた (URL 末尾に /?amp=1 を付加する事で表示されていた) ページが読み込めなくなります。それを防ぐために、AMP ページを通常ページに導いて代替するページに接続する設定を .htaccess に追記します。私は .htaccess の最初に追記しましたが、WordPress や LSCACHE、Cocoon が追加している部分を壊さないように、先頭か最後に追加するのが良いかと思います。

### START 301 Redirect AMP for Cocoon
<IfModule mod_rewrite.c>
RewriteEngine On
RewriteCond %{QUERY_STRING} (^|&)amp=1(&|$)
RewriteRule ^(.*)$ https://hiro20180901.com/%{REQUEST_URI}? [R=301,L]
</IfModule>
### END 301 Redirect AMP for Cocoon

LOLIPOP! に ssh で接続して、vim で編集・追記しました。編集した直後から有効になります。KeePassXC に ssh の秘密鍵を保存していますので、KeePassXC を起動しておけばパスフレーズなしでログインできて便利です。

KeePassXC で ssh 秘密鍵も管理して ssh-agent と連携する　～ Windows11 編～

KeePassXC に ssh の秘密鍵を登録して、Windows11 で ssh-agent サービスを起動すれば、KeePassXC を起動すると秘密鍵を登録し、終了すると秘密鍵を消去する事が出来ます。公開鍵認証で他のサーバーにログインする際に、パスフレーズを入力する必要がなくなります。

Windows11 github 版 OpenSSH beta を使ってみた～ ssh-agent の不具合対処～

Windows11 標準の ssh-agent.exe のバージョンの古さに起因する不具合を github 版の OpenSSH を使用する事で解消しました。Windows11 の ssh-agent サービスの鍵情報を WSL2 や Linux の ssh で利用できます。

URL に /?amp=1 を付加して読み込んだ際に、通常ページが表示されれば OK です。これで AMP ページが表示されなくなりました。

Cocoon テーマの AMP 機能のチェックボックスを外す

AMP ページの代替ページへの転送が機能するようになったので、AMP 機能を無効化します。AMP 設定の AMPの有効化のチェックボックスを外して下部の「変更をまとめて保存」を押します。

LOLIPOP! のレンタルサーバーで「変更をまとめて保存」を押した際に 403 エラーが表示される場合には、LOLIPOP! レンタルサーバーの WAF 機能を停止して数分待ってから、再度保存してください。

LOLIPOP! の WAF が厳しい

Cocoon のソースコード表示の設定を変更して保存しようとした際に、WAF が発動してアクセス拒否、リンク先に WAF により制限された旨が表示されていました。回避手段があるので、個人的には WAF の発動条件が現状維持でも許容します。

AMP キャッシュを削除する

Cocoon 設定 -> キャッシュ削除の中に AMP のキャッシュを削除する項目がありますので実行します。

ここまで作業してから、LOLIPOP! レンタルサーバーの場合には WAF 機能を再び有効に戻した方が良いかと思います。

Google Search Console の AMP ページが減少するのを確認

代替ページを準備していますのでアクセス数が減少する事は無いかと思います。

AMP 機能を有効にしていると、Google Search Console に AMP の項目が表示されて、AMP に対応しているページ数の推移や AMP エラーについて記載されています。

AMP 機能を無効にすると、徐々に AMP ページが減少するはずですので、ちゃんと反映されるか確認します。

まとめ

WordPress の Cocoon テーマ Ver.2.6.1 で、AMP 機能が非推奨となり、将来的に AMP 機能が削除される事が示唆されました。

私が AMP のページに期待していたのは、モバイル機器からのアクセスが増加するのでは？という事でした。しかし実際にアクセス数をみていると、私のサイトは PC についての内容が多い為、考えていた程モバイル機器からのアクセスは増加しませんでした。

そういう意味でも、AMP 機能は私にとっては、あまり有効な手段ではなかった為、非推奨になったタイミングで無効化しました。

AMP を無効化するとアクセス数が増加する、なんて文章も見ましたので、AMP ページが減少するかも含めて Google Search Console や Google Analytics の推移を確認していきたいと考えています。

今回のアイキャッチ画像

満月と猫を生成しました。犬より猫派です。自分を強く持っている雰囲気が好き。