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台所のタッチレス水栓の故障を直す

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はじめに

私の自宅の台所はタッチレス水栓になっています。

元のレバーを開けて、温水と冷水の割合を固定した状態で、ノズル先端付近のセンサーに手を近づけると、水が出たり止まったりします。

必要に応じて水を止めたり出したりが非接触で出来るので、洗い物の途中に手に泡が付いた状態で操作するのは非常に便利です。

2024年の年末のある日、帰宅すると「台所の水が出なくなった」と家族から言われました。確かにタッチレス水栓のセンサーは反応していましたが、水が全く出ません。元のレバーを最大にしても変わらず。

取説を取り出して確認すると、ストレーナが2カ所入っていて、そのうちの一つを取り出しても汚れの付着は殆ど無し。とりあえずタッチレス水栓を無効にするダイヤルを回して、元のレバーで水の操作をしていました。

今回の記事は、自宅で使用しているタッチレス水栓の故障を直した方法について説明します。

雑記ブログにも記載していますので、興味のある方は参照下さい。

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故障の状況と応急処置

自宅で使用しているタッチレス水栓は、LIXIL INAX の SF-NA451S型です。もう廃番になっています。同機能の新しい機種は、SF-NAH471SY です。

故障時の状況を整理します。

  • タッチセンサーは正常に検出 手を近づけると色が変わり「ピッ」と音がする。流れている水の温度で色が変わるのですが、こちらも正常に動作している。
  • 水は糸状の量しか出ない 手を洗ったり皿などの洗い物も不可能なレベル
  • 水の吐出口近くのストレーナは詰まりなし ストレーナを取った状態でも水の量が少ない

取扱説明書を元に、とりあえず水を出せる状態にしました。

取説からの引用です。ソレノイドバルブの所に手動弁があり、時計回りに回すと強制的にバルブを開ける事が出来ます。停電・故障等の非常時には、この手動弁を開ける事で水が出るようになります。

この対処で、とりあえず元レバーの開閉で水・温水が出るように応急処置をしました。まずは水を使えるようにする事が優先です。

原因調査

取扱説明書を見ると、ソレノイドバルブにもストレーナが付いています。画像を引用します。

このストレーナについても汚れを確認してみました。

  • 温水、冷水の元バルブを閉止する 後で元の開度に戻せるように、それぞれ閉める際に回す量を記録しておく。
  • 元のレバーを開けて残圧を抜く
  • ソレノイドバルブ下に水を受けるバケツ等を置く
  • ソレノイドバルブの取り外し (取扱説明書に記載あり)
  • 上記の3、4の手順でストレーナ取り出し

ストレーナの汚れは殆どありませんでした。というか、構造上、このストレーナが詰まると元レバーの開閉でも水が出なくなるはずです。

という事で、ストレーナの詰まりによる水量低下ではない事が分かりました。

ソレノイドバルブ assy の手配

LIXIL では、タッチレス水栓の展開部品図と部品品番を公開しています。今回の INAX SF-NA451S型の展開部品図は以下のリンク先にあります。

ストレーナ詰まりが原因ではなかったので、おそらくソレノイドバルブが故障したと考えて、バルブ ASSY を手配しました。部品番号は A-7357-2 です。Amazon から入手しました。

届くまでは、元のレバーの開閉でしのぎました。

ソレノイドバルブ assy の交換

在庫は愛知県にあったようで少し時間が掛かりましたが、無事到着しましたので、新しいソレノイドバルブ assy に交換しました。必要な道具は、小さめのマイナスドライバーのみです。

手順は以下の通りです。

  • 温水、冷水の元バルブを閉止する 後で元の開度に戻せるように、それぞれ閉める際に回す量を記録しておく。
  • 元のレバーを開けて残圧を抜く
  • 元のレバーを閉めておく 取替後に急に水が出ないように。
  • ソレノイドバルブ下に水を受けるバケツ等を置く
  • ソレノイドバルブの取り外し (取扱説明書に記載あり)
  • コネクタ2本取外し
  • 逆手順で新しいソレノイドバルブ取り付け
  • 温水、冷水の元バルブを元の開度まで開ける
  • 元レバーを開ける
  • タッチレス水栓のセンサーで水が出たり止めたり出来るか確認する
  • ソレノイドバルブの前後から水漏れがない事を確認する

Oリングと金属製・プラスチック製クリップで止める構造なので、シールテープ等は不要です。

シンク下の戸棚を取外し・取り付けするのにコツが要りますが、ソレノイドバルブの交換自体は簡単です。

ソレノイドバルブの交換後は、元通りタッチレス水栓が使用できるようになりました。

取り外したソレノイドバルブの状態

分解できる部分は分解して構造と部品を確認しました。

水道の元圧を利用してダイヤフラムを押し付けて閉止、ソレノイドで押しつけを解除して水を流す仕組みです。バネ部品2個には問題ありませんし、水の流路にも詰まりはありませんでした。

水の流路を塞ぐゴム部品に触れると黒い汚れが手に着きましたので、ゴムが劣化していたようです。ただ、水を押さえるだけですので、多少硬化していても機能は果たすと思いますので、これが原因とも考えにくいです。

電源がAC アダプタ駆動で影に隠れていて、電圧や電流の仕様が分かりませんので、ソレノイドバルブの動作確認は出来ませんでした。

とりあえず部品を清掃して組み直して、部品取り用の予備品として確保しておきます。

まとめ

自宅の台所のタッチレス水栓の水が出なくなりました。

応急的に手動バルブを開けて対処し、2カ所のストレーナの詰まりを確認しましたが汚れは殆どありませんでした。

ソレノイドバルブ assy が入手可能でしたので、Amazon で入手し、取り替えた所、元通りの動作に戻りました。

最悪、応急処置でホースの付け替えや、タッチレス水栓自体の取り替えも考えていましたが、ソレノイドバルブ assy の交換のみで直りましたので、私の人工 (にんく) は別として、部品代約1万円で直す事が出来ました。比較的安価に直って助かりました。

設備一式ではなく、部品単体、assy でも良いですが、必要な部分のみを入手できるのは、非常に助かる事です。メーカーの方は在庫管理や EOS もあり大変だと思いますが、出来る限り部品を入手できる期間を長めに確保して頂けるとありがたいと思います。

家も10年を過ぎると、特に電気・ガス回りは色々とトラブルが発生します。自分の出来る範囲内であれば、これからも自分で直したいと考えています。

今回のアイキャッチ画像

水に関係する事柄として、森の中の滝の画像を生成しました。噴水で生成したのですが滝の画像ばかりでしたので方針転換しました。

コメント

  1. […] 台所のタッチレス水栓の故障を直す | hiroの長い長い冒険日記台所の LIXIL INAX 製のタッチレス水栓から水が出なくなりました。応急的に手動バルブを開けて対処し、2カ所のストレーナの […]

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