はじめに
2022年4月に Keychron K8 US配列 茶軸を購入し、自宅 PC で使用していました。それから2年以上使用し、使い勝手は良好でした。
そんな中、会社で使用していた、自宅 PC のお古のキーボード Razer BlackWidow Lite の一部のキーでチャタリングが生じていました。接点復活剤を吹いても解消できず、かといって US配列以外のキーボードを今更使おうとは思いません。
丁度良いタイミングで、Amazon のセールで Keychron K8 Pro が安価に販売されていました。ポイントの還元もあり、US配列の茶軸の在庫もありましたので、自宅用に購入する事にしました。(これまで自宅で使用していた Keychron K8 は会社で使用します)
これまでのキーボード遍歴
私は US 配列に拘ってキーボードを選んでいます。拘りについては以下のページにまとめています。
これまで使用してきたキーボードを簡単にまとめます。
Happy Hacking Keyboard Lite2 US配列
このキーボードを使用するまでは、PC に付属していた日本語配列のキーボードを使用していました。
Linux を使用し始めて Ctrl キーを多用するようになって、「A」の隣に Ctrl キーのある配列、また、使用しない「かな」の表示がないキーボードを使用したくなりました。
当時は現在ほど選択肢が広いわけではなかった事、及び矢印キーはどうしても欲しかったので、必然的に Happy Hacking Keyboard Lite2 US配列になりました。
購入した日は覚えていませんが、2021年2月にキーボードを買い替えるまで、少なくとも10年以上は使用していたかと思います。現在は整備した状態で予備機として保管しています。
Razer BlackWidow Lite US配列 オレンジ軸
Happy Hacking Keyboard Lite2 を長く使っていましたが、メカニカルスイッチのキーボードを使ってみたくなり、2021年1月に Razer BlackWidow Lite を購入しました。TKL、US配列のオレンジ軸です。
Razer のオレンジ軸は、静音リニアのメカニカルスイッチです。静音用の O リングも取り付け、テンキーも使わないので不要、Ctrl の配置は左下になりましたが、特に不自由はありませんでした。
このキーボードを機に、US配列の TKL を継続して使用しています。
自宅 PC で1年2カ月、会社で2年3カ月、合計3年5カ月使用しました。最近になって、「S」「I」「Enter」キーがチャタリングを起こすようになり、接点復活剤でも直らなかった事から、現在は自宅で保管中です。ホットスワップ非対応ですので、道具を揃えてからスイッチを外して整備しようと考えています。
Keychron K8 US配列 茶軸
コロナ禍の中、自宅でリモート接続で仕事をする機会があり、US 配列のキーボードを長く使用するようになりました。会社のノートパソコンの日本語配列、且つパンタグラフ式のキーボードには耐えられなくなり、会社でも US 配列のメカニカルキーボードを使用する事にしました。
2022年4月に Razer BlackWidow Lite US配列オレンジ軸を会社に持ち込み、代わりに自宅用に Keychron K8 US配列 茶軸を購入しました。アルミフレームの RGB Light です。
長く使用したいと考えていましたので、スイッチのホットスワップが可能な機種を選びました。茶軸が合わなければ交換しようかとも思っていましたが、私には合うようでしたのでそのままです。
チャタリングの発生し始めた Raser BlackWidow Lite と入れ替えて、現在は会社で使用しています。RGB Light は控えめに白一色に設定しました。
Keychron K8 と K8 Pro の違い
2024年7月に、会社で使用する Keychron K8 の代わりとして、Keychron K8 Pro US配列 茶軸を購入しました。
Keychron のキーボードの特徴は色々なサイトで紹介されていますので省略します。K8 無印と K8 Pro の違いのみまとめました。アルミフレームの RGB Light、US配列茶軸です。
違い | K8 無印 | K8 Pro |
キーマップ変更 | SharpKeys (レジストリ) | QMK / VIA |
吸音フォーム & シリコンパッド | 無し | 有り |
キーキャップ | ABS | ダブルショットPBT |
- キーマップの変更は、K8 無印は SharpKeys というソフトウェアで変更します。こちらは Windows のレジストリを書き換える方式ですので、他の PC へ接続した場合には無効になります。それに対して K8 Pro では QMK / VIA でキーボード自体へファームウェアとして書き込みますので、他の PC に接続した時にも有効となります。複数の PC やタブレットで使う場合には、QMK / VIA で変更できるキーボードの方が便利です。
- K8 無印では、キーボード本体の静音対策はされていませんので、キーを打つ音が反響して、音が多少目立つように感じます。K8 Pro の場合は、内部に吸音フォームとシリコンパッドが入っていますので、より静音対策がなされています。
- キーキャップは、K8 無印では ABS 製です。透明な部分は光が透過しますが、テカリが目立つ材質です。K8 Pro はダブルショットPBT製です。透過する部分が無い代わりに、油分に強くテカリが発生しにくい材質です。
吸音フォームとシリコンパッドの効果は高く、K8 無印が「コツコツ」と少し硬い高い音に対して、K8 Pro は「コトコト」という柔らかい小さい音です。
開封
正規代理店のコペックジャパン扱いで技適マーク付きですので、Bluetooth 接続も問題ありません。
K8 Pro の文字以外は、K8 無印と大きな差はありません。
K8 無印の時にはプラスチック製のキーボードカバーが付いていましたが、K8 Pro の場合は半透明の袋となりました。
出荷状態では Mac 用のキーキャップが取り付けられています。
付属品は、左から
- Windows用のキーキャップ (Winキー、Altキー、Lock キー)
- USB ケーブル (Type-C -> Type-A)
- プラスドライバー、六角レンチ
- キートッププーラー、スイッチプーラー
です。
左側には切替スイッチが二つあります。Windows・Android / Mac・iOS の切替と、Bluetooth接続 / 電源OFF / ケーブル接続の切替です。これは K8 無印と変わりません。
Mac から Windows にキーキャップを変更する場合、
- Option キーを Windows キーへ
- Command キーを Alt キーへ
と変更します。
左下はそのまま変更していますが、右下は Windows キーの代わりに Option キーにしています。私は左 Windows キーを Menu / App キーとして使用していますので、区別の為にこのようにしています。
Microsoft Excel では Menu / App キーを使用すると作業が捗るので、このような配置としています。
Keychron K8 Pro の使用感
同じメーカー Keychron の K8 無印から K8 Proへの取り替え、且つスイッチも Gateron 茶軸ですので、基本的な操作や使用感は変わりません。
- 吸音スポンジ & シリコンパッドの効果で、キーを押した時の音が「カタカタ」から「コトコト」と柔らかい音に変わりました。
- キーキャップがダブルショット PBT に変わり、光が透過しない代わりに、少しザラザラとした感触になりました。テカリが発生しにくいという事ですので、長く使いこんで変化を確認したいと思います。
良い意味で使い勝手が変わらず、静音化されたモデルだと感じました。
まとめ
自宅のキーボードを Keychron K8 無印 US配列 茶軸から Keychron K8 Pro US配列 茶軸に更新しました。
会社で使用していた Razer BlackWidow Lite がチャタリングを起こすようになった為に、K8 無印を会社で使用し、自宅では K8 Pro を使うようにしました。
同じ茶軸という事もあり、静音化された効果を感じますが、キータッチ含め大きな違いはありません。
ホットスワップ対応ですので、チャタリング等が発生したら簡単にスイッチを取り替え出来ます。その場合には別のスイッチも試してみたいと考えています。
今回のアイキャッチ画像
真夏の太陽の中、少し涼しげな森の中の画像を SDXL で生成しました。照り返しやエアコンの室外機の熱風にまみれる街中で生活していると、同じ夏でも木々の中をゆっくりと散歩したい気持ちになります。
Amazon のセールでは、これまで Keychron K8 Pro は値引きされていなかったのですが、2024年7月のセールでは安価になっていました。今後もセール価格になるかもしれませんので、興味のある方は要チェックです。
同時にアームレストも購入しました。Faluber の M サイズ (360mm) は Keychron K8 無印/Pro にジャストフィットです。こちらもセール価格で購入しました。会社の Keychron K8 無印にも欲しいと思っています。価格が下がったタイミングで購入したいと考えています。
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