はじめに
先日、Logicool G604 の左ボタンのチャタリングを接点復活スプレーで修理しました。
こういう事は続くのでしょうか、本業で使用していた Logicool G603 の左ボタンにもチャタリングが発生してしまいました。
本業では Excel を使用する事が多く、データの集計ではキーボードがメインの操作をするようにしていますが、図形やグラフを描画する際にはマウスを多用します。また、Windows の操作ではドラッグを多用しますし、不用意にダブルクリックが発生するとその度に作業がやり直しとなり、積み重なると煩雑に感じていました。
Logicool G604 でチャタリングが解消できましたので、同じ方法で Logicool G603 の左ボタンのチャタリングを解消できるか、試してみました。
Logicool G603 整備
Logicool G603 の場合は、上蓋を外すだけでスイッチにアクセスできますので、難しい事は何もありません。道具さえそろっていれば試す事が出来ます。
必要な道具など
準備する物は接点復活スプレーだけです。
あとは、スイッチを押し込む先細の道具 (私は爪楊枝を使用しました) があればOKです。
上蓋の取外し
Logicool G603 の外観です。使い込んでいますので、G のマークが消えかけています。
後方からクリックする部分まで、上部は一体のパーツとなっています。電池交換でも外しますので、使われている方であれば普通に外せると思います。上部のパーツを外すと、左右ボタンのスイッチがそのまま見える状態となります。
写真手前に見えるのが左右ボタンのスイッチです。拡大したものが次の写真です。
接点復活スプレーの吹き込み
スイッチの白い部分を押し下げながら接点復活スプレーを吹き込みます。下記のサイトでチャタリングが解消できたかどうかを確認しました。
今回の Logicool G603 の場合は、3回ずつ吹き込みを3セットでは完全には直りませんでした。
5セット程吹き込むと、300回位のテストではチャタリングが解消したように見えるのですが、本業で終日使用していると数度はチャタリングが起きていました。
最終的には、10セット程吹き込んだら、数日間使用してもチャタリングは発生しなくなりました。ようやくチャタリングが解消できました。
まとめ
Logicool G603 の左ボタンのチャタリングを接点復活スプレーで直す事が出来ました。
スイッチの白い部分を押し込みながら、接点復活スプレーを吹き込む事を3回ずつ10セット程繰り返し、ようやくチャタリングを解消できました。
次にチャタリングが発生した場合には、スイッチを交換しようと考えています。
今回のアイキャッチ画像
夏の太陽の光が差し込む森の中を歩く人を SDXL 1.0 で生成しました。
はんだごては所有していますが、もしスイッチ交換となると色々と準備が必要になります。最低限、はんだ吸い取り器、はんだ吸い取り線、フラックス、IPA (容器含む)、キムワイプ等が必要でしょうか。
電子工作に踏み込むのであれば必要になる物ばかりですので、機会があれば購入したいと思います。
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